賢いベビーシッター選び

アッパー・イースト一世帯数の多いアパートメントに住んでいる友人は、同じビルの居住者の高校生の子弟をよく単発のベビーシッターとして使っていました。子供達がある程度大きくなって、夫婦でディナーに出かける数時間程度のお留守番なら、シッターも大人でなくても十分なのです。よくアメリカ映画でご近所の高校生を雇っているあのパターンです。彼女は、週何回と定期的に来るシッターも、大学のインターネット掲示板を利用して何人か確保していましたが、これもよくあるケースです。我が家も同様のパターンでしたが、子供の放課後の数時間をケアしてもらう場合は、大学生が最適です。別の友人は、インターネットのベビーシッター・サイトで募集をして、やはり結果的に大学生を採用していました。このサイトは、マッチングをするのですが、友人は応募者全てに幼児教育に対する姿勢などのテーマでエッセイを要求し、厳しい面接をして人選をしたそうです。彼女がこの方法で選んだ3人のベビーシッターは、みんなとても明るく聡明な大学生で親達の間でも人気でした。フルタイムのベビーシッターを通いや住み込みで雇っていた友人達は、信頼の置ける第3者からの紹介が多かったようです。かわいい我が子を継続的に長時間にわたってみてもらうのですから、やはり誰でもOKという訳には行きません。住み込みとなるとなおさらです。何れにしても、ニューヨークでは、ベビーシッターに対する需要と供給のバランスが上手く取れているように思います。日本でも、私の経験した頃と比べると、随分とベビーシッターも普及しつつあるようですが、ベビーシッター自体がもっと世の中に受け入れられて、必要とするお母さん達がもっと気楽に良いシッターを見つけられる時代になっていけばいいなと思います。

ベビーシッター、様様に+1 !

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